子犬を新しくお迎えされた方へ
わんちゃんをお迎えしたばかりでは何かと不安やわからないこともあるかと思います。
このページではわんちゃんとの生活のために知っておいてほしいことを記載していますので、ぜひご参考にしてください。
体調管理 ~子犬の体調不良は要注意~
おうちにお迎えし、今までと環境が変化することで、ゲリ・嘔吐・食欲不振など調子をくずしてしまう子がいます。子犬の体調不良は命に関わることもありますので、なるべく早めの来院をおすすめします。ゲリの場合には便をご持参ください。
混合ワクチン接種 ~子犬は3回、成犬は1年に1回~
混合ワクチンは生後8週齢で1回目、12週齢で2回目、16週齢で3回目が推奨されています。成犬は1年に1回の混合ワクチンの接種が推奨されています。
いつワクチン接種に行ったらいいの?
- ・おうちに来てから1週間以上経っている
- ・前回の混合ワクチン接種から4週間経っている
- ・本人の食欲や便の様子などの体調に異常なし
以上のタイミングで接種させていただくことが望ましいです。今後のワクチン接種計画等、ご質問があれば、来院時に獣医師にご相談ください。
また、可能であればワクチン接種は「午前の診察時間」が理想です。ワクチンでアレルギー反応が出てしまう子がいるため、午前中にワクチン接種した後ご自宅でゆっくり様子を見られる日に接種するのが一番望ましいです。
狂犬病ワクチン接種 ~1年に1回の接種と市への登録が必要~
狂犬病ワクチンは狂犬病予防法で生後91日以降の犬たちへの接種が義務づけられているワクチンです。子犬の場合は混合ワクチンの接種が終了して2週間後以降で打たせていただいています。1度登録が済むと、毎年3月末頃に市からハガキが郵送されてきますので、次回からはそれを持参で病院に接種にお越しください。
他の市の場合、登録はご自身でお願いしていますのでご了承ください。
フィラリア予防 ~5月から12月まで毎月1回飲ませて予防~
フィラリアとは犬糸状虫と書く、ワンちゃんの心臓近くの血管(肺動脈)や心臓に寄生する寄生虫です。フィラリアは蚊に刺されることによって感染してしまいますので、蚊の活動する季節にしっかりと予防をする必要があります。
伊丹市近辺では5月から12月までの投薬でフィラリアを予防することができます。
フィラリア予防を安全にするために、毎年、飲ませはじめる前に血液検査が必要です。
フィラリアの予防薬にはおいしいおやつタイプのお薬などがありますので、来院時にご相談ください。
ノミ・マダニ予防 ~最近では1年中の予防が推奨されています~
ノミやマダニは散歩などでお外に行くとついてしまう可能性があります。
また、人の服などにくっついてきて家の中に侵入することがあります。
かゆみが出て皮膚を悪化させる以外にも他の病気の原因になる場合がありますのでしっかりと予防をすることをおすすめしています。
最近では冬でも室内でノミが生存して、被害を与えるケースが報告されています。
ノミ・マダニ予防には背中に滴下するタイプのお薬やおやつタイプのお薬などがありますので、来院時にご相談ください。